2019.07

　発売されたトイの8割が奇抜なデザインのビーストマシーンズ。その中でもファンに人気があるものとそうでないものの二種類があり相場をみれば一目瞭然。基本的にアニメのデザインに似ているトイは後者で今でもお安く手に入れることができます。　ブラストチャージはアニメには登場していないキャラクターですが、凝った変形の割には所々眠気と闘いながら考えたような処理が多く、ロボットにしてもこれで完成なのか心配になる見た目で人気は無い方のトイでした。しかし、その後展開が始まったトランスフォーマーユニバースでリペイント版がラインナップされまして、そのユニバース版が上記画像のトイです。　このブラストチャージはブラックと紫を主体としたデストロン定番カラーリングと...

　ベクターオラクルは2012年頃、トイザらスでトランスフォーマーダークサイド・ムーンの関連商品を税込み3000円以上購入するとおまけで貰えたトイで、変形！ヘンケイ！トランスフォーマーのサイクロナス付属武器のリペイントです。キャラクター設定すらない正真正銘のおまけ…では終わらない名前を持つのが今回のトランスフォーマー最大の特徴です。　設定がないにも関わらず、初代アニメに登場する神様的存在である「ベクターシグマ」とビーストウォーズに登場するベクターシグマに似た謎の存在「オラクル」を連想させる名前はマニア達にとってこれ以上にない考察対象であり、クリアー成型の本体と相まってとても神秘的な印象を持つトイです。

　ステッパーは「トランスフォーマー　ザ☆ヘッドマスターズ」期に販売されたアニメ未登場キャラクターでロボット本体は初期に販売されていたマイスター（海外名ジャズ）のリペイント、武器は海外版サイクロナスから流用されていました。日本限定品で販売数も少なかったらしくコレクター間で高額で取引されていたそうですが、新参者の私にとっては復刻版の中でスキッズの次くらいに入手しやすいキャラ程度の印象しかありません。　今回のトランスフォーマーは、Ｇ1版ではなくアドベンチャーシリーズで販売されてた方のステッパーです。もちろん日本限定品で同シリーズのジャズのリペイント。パーツ数が少ないおかげで変形も難しくありません。ついでに密度感と重量感もありませんが、パー...

　最近はあまり見かけなくなりましたが、10年くらい前に「アジア限定」というものが多数販売された時期がありました。この文字を見た方の多くは「アジア」の中に日本が入っていると思ったでしょうし、当時の私も「きっと日本や中国、シンガポールだけで販売されるものなんだろうなぁ」とのんきなことを思っていました。しかし販売を米国、欧州、日本、アジア（日本を除く）という分け方をしているのかアジア限定商品は日本では販売されませんでした。 このトイはNESTシリーズのスカイストーカーをG1レーザービーク（日本ではコンドルという名前でした）カラーにリペイントしたものとなっています。　ところでコンドルはアニメ第一話だとゾイドのような黄色のキャノピー...

　クラシックスとユニバース（日本だと変形!ヘンケイ!トランスフォーマー、通称ヘケヘケ)時代にスタースクリームが発売されて以降大量投入されたジェットロンたち。サンダークラッカーとスカイワープのほかに、新ジェットロン、果てにはアニメで数秒しか映っていない（中には作画ミスなのかわからないくらいにほんの一瞬だけ映っている）キャラまで発売されましたが、最後は日本の業者向けカタログに映っていた試作品を元にしたと噂される後付けキャラでした。　ヘケヘケスタースクリームのウイングパーツをBOTCON2007で販売されたスラストのウイングパーツに変更したもので、設定も新ジェットロン（アニメ版にいるとんがり頭のこと）の飛行ユニットを開発した航空技師という...

　ネクサスマキシマスは2005年から2009年にかけて海外のトランスフォーマーファンクラブであるTFCC（トランスフォーマーコレクターズクラブ）の会員向けに配布された合体ロボです。5体合体で1年に一体ずつ配布されたので、数年間会員でいなければ完成しない入手難易度が高いトイでした。　そのため数も少ないのですがコミックやアニメでも「最初の13人のプライム」という重要なキャラクターとして度々登場するので人気も高く、国内のみならずebayでも中々出回らない貴重品です。　商品としては「トランスフォーマースーパーリンク」スぺリオン(画像だと右手足部分)とブルーティカス(残りのパーツすべて)を使用しており色と合体用頭部以外は特に変更はなし。もちろ...